「文化のみち二葉館」でステンドグラスの作品展を見てきました。
二葉御殿のステンドグラス
二葉館は、もともと川上貞奴邸で、広い敷地に立つ和洋折衷の建物は斬新で豪華でした。以下ご紹介するステンドグラスからも、明治から昭和にかけて政財界人や文化人のサロンだったことがうかがえます。
藤田光子さんの作品
「二葉館」の2階で藤田光子さんの作品展をみてきました。
ステンド硝子アート&ステンドグラス&日本画の長所を生かした作品を制作されています。
今回の作品はハワイのキラウエア火山がデザインソースだそうです。
8枚のうちの1枚を外して、表面と裏面を見せて下さいました。
彼岸花が細い線で描かれているのを見つけていただけますでしょうか?
太陽と月、特に月には廃材の蓄光セラミック素材が使われていて、
ブラックライトを当てるとやんわりと光る様子が神秘的でした。
こちらの涼やかな作品にも蓄光する廃材セラミックが埋めこまれていました。
藤田さんの生徒さんの作品も展示されていました。
9/24で作品展は終了しましたが、
二葉館での作品展は今年で15回目、来年も開催されるとのことです。
K.M.Y.ステンド硝子アート協会の作品
展示されていた作品の中でSDGsにこだわった作品が興味深かったです。
某メーカーの廃材(セラミック・将棋の駒のような形状)を使って作られた子供向けの楽しい作品がユニークでした。ワークショップがあったら楽しそう・・・
藤田光子さんがアレンジすると、この廃材が↓のように変身します。
作品についてお話されている藤田さんはとても意欲的でパワフルな方とお見受けしました。
作品も情熱的でした。
蓄光する廃材を使った作品は、
硝子アートの魅力を奥深くいざなっているようにも感じました。