名古屋市天白区八事(やごと)に素朴で愛らしい手作りの郷土玩具「八事の蝶々」があることを知ったのは昨年でした。今日は初めて、伝承活動をしていらっしゃる安江春彦会長にご指導していただきます。
八事の蝶々の作り方
今日は、青竹(真竹)から竹ひごを作ることから始めると聞いてビックリ。
ナタを持つなんて~ビビリながらも慣れてくるもので、最終、幅1センチ弱に出来ました。それを木刀で削り出し、竹ひごにしていきます。いびつですが、なんとか2組完成。
ここまで1時間ちょっとかかりました。
完成まで2時間かかりました。
どんな出来栄えでも正解なんだそうです。
竹割りを初めて体験しましたが、スカッと割れるのって気持ちイイですね。
高齢の安江会長は、今後の後継者探しについて熱く語られました。
天白区の区民祭りや出張授業へのお手伝いを頼まれました。今は区民ではありませんが、
15年前には住んでいた八事住民なので、これもご縁と思って、お引き受けしました。
見知らぬ方に話かけられる
バスで
ワークショップを終えた帰路、バスに乗ったら、
「八事の蝶ね、作ってきたの?」と声をかけられました。
地元の方のようで、明治に始まり戦後姿を消してしまった「八事の蝶」を昭和50年に加藤かなさんが復活させたと教えて下さいました。「縁起物だからお正月に飾ると良いよ」とも・・・
マックで
家に帰る前に立ち寄ったマックでは~
「素敵なものを持っていますね」と隣り席のご婦人に声をかけられました。
R:「これ八事の蝶々って言うんですよ」
「へぇ~初めて見ます。色がイイ、手作りなの?」
R:「ひとつ差し上げましょうか?お正月に飾ると良いそうですよ」
「もらってもいいの?孫に見せたいわ」
R:「幸せのお裾分け(笑)なにかイイことあるとよいですね」
ほっこりした気分になれたのは「八事の蝶々」のおかげでした。